幼少期から始めることで、極力抜歯せずに正常な歯列に生え揃うことを促します。
もちろん大人の方の矯正治療も承っております。
当院では、抜歯することなく、あごの骨を正常に成長させることで歯並びをきれいにする「エンジェル矯正」という歯科矯正治療を行なっております。 通常、歯科矯正は、すべての永久歯が生えそろい、デコボコになった歯並びの中から4本永久歯を抜歯し、きれいな歯並びを作ることが多いです。 しかし自分の歯を抜くのは誰しも嬉しいものではありません。 そこで当院では、まだ乳歯と永久歯が混在している時期(個人差はありますが、小学校低学年前後)から開始して 歯列、あごの骨の成長を促進させ、きれいな歯列、噛み合わせを作っていきます。抜歯はほとんどしておりません。
いつもお口をポカンと開けている子供さんは、鼻で呼吸せずに口呼吸になっている場合が多いです。 専門的には「口腔周囲筋機能異常」と呼ばれ、呼吸障害や発達・発育障害を引き起こしたり、歯並びが悪くなったり、あごが正常に成長しなくなったりします。 呼吸とあごの成長は密接に関係しています。 日常的に口呼吸をしている子供さんは、舌の位置が低くなり、嚥下時に舌圧が得られず、口腔内の周囲の筋肉の圧迫を受けるため、上あごが正しく成長しません。
<正常な上あごの成長>
口を閉じた時にきちんと舌が口蓋に押し付けられるので、その圧力で上あごが外側(側方)に成長し、口蓋部の骨は下方に成長する。
<口呼吸の子供さんの上あごの成長>
口を閉じた時に舌の位置が低いので、嚥下時に舌が歯に押し付けられて、口蓋に圧力がかからず、結果的にあごが正常に成長しない。
このことで、歯が並ぶためのスペースが確保できず、結果的に歯並びが悪くなる。
従って当院では、子供さんたちに筋機能訓練を行なったり、口呼吸をしないようにするために「マウスピース」を使った治療を行なっています。
① 口呼吸ではなく鼻から呼吸する
② 安静時に口が閉じている状態
③ 安静時に舌が口蓋に当たる状態